☆この記事はこんな人におすすめです。
・映画「藁の楯(わらのたて)」に出演しているキャストを知りたい。
・映画「藁の楯」がひどいと酷評されている理由を知りたい。
・本編の最後のセリフについて知りたい。
映画「藁の楯(わらのたて)」の原作は、ヤンキー漫画『ビー・バップ・ハイスクール』の作者・きうちかずひろが、小説家・木内一裕としてデビューした処女作です。
そのデビュー作を『クローズZERO』シリーズの三池崇史監督が映画化。
主なあらすじとしては、10億円の懸賞金をかけられた凶悪な殺人犯を護送することになった、5人の刑事たちの緊迫した戦いが繰り広げられています。
劇中で凶悪犯人・清丸を演じるのは、クズ役が似合う男・藤原竜也。
本作でも、より人間のクズを際立たせていることもあり、木内氏から「原作と変えすぎでは?」と抗議の声もあがったとか。
ですが、最終的に藤原竜也が演じることで納得したそうです。
その他キャストに大沢たかおや松嶋菜々子、山崎努ら豪華な顔ぶれが並び、その迫真の演技が話題に。
そして、キャストの効果もあり、国内興行収入18億3,000万円の大ヒットを記録したのです。
なお、ハリウッドでリメイクされた「藁の楯」は、人を食ったような態度と理解しがたい精神構造で、SPの5人をイライラさせる犯人・清丸(藤原)が何よりものみどころだと思います。
さらに、最後のシーンとセリフのところにも清丸のクズっぷりが際立っているので要注目です。
藁の楯がひどい理由と原作の違い
映画「藁の楯」と原作の小説では、所々違うところがあり、「ひどい」と酷評されています。
原作の方は、はっきりと覚えていませんが、まず、映画で白岩は松嶋菜々子、原作では若い男でした。
また、映画で銘刈の妻の死因が車にひかれたことになっていますが、原作では病死です。
他にも映画では清丸を移送する際、白岩がミスして清丸に撃たれますが、原作ではそのようなシーンはありません。
同じく清丸を移送するシーンで銘刈らの居場所がリアルタイムで分かっていたのですが、映画では、岸谷五朗演じる奥村の手首に発信機が埋め込まれていたのです。
一方、原作では、ケータイのGPSになっています。
割愛されている点があったり、清丸のクズさを際立たせていたりと、映画は原作と違うところが多々存在。
結局、個人的な感想として、映画はそれなりに面白いと思いました。
ですが、原作通りにしなかったことがひどい評価に結びついたようです。
藁の楯のあらすじとキャスト一覧
映画「藁の楯」は、人間の金への欲望をうまく表現したあらすじになっています。
10億円の懸賞金がかけられた凶悪犯・清丸をめぐって日本全国民が敵となり、いつ誰が襲ってくるかわからないアクションサスペンスストーリー。
SPを演じるキャストの大沢たかおと松嶋菜々子が、48時間以内に藤原竜也演じる清丸の身柄を警視庁に移送するなかで、本当に護衛する価値があるのかという葛藤も描かれています。
少女を殺害した罪で逮捕され出所したばかりの清丸国秀(藤原竜也)が、再び殺人事件を起こした。
殺された少女の祖父で財界のドンの蜷川(山﨑努)は、清丸を殺せば10億円を支払うという新聞広告を掲載。
命の危険を察して福岡県警に自首した清丸は、警視庁のSP・銘苅(大沢たかお)と白岩(松嶋菜々子)、捜査一課の奥村(岸谷五朗)と神箸(永山絢斗)、福岡県警の関谷(伊武雅刀)の手で、九州から東京まで移送されることに。
しかし、清丸の居場所は何者かの手によってネット上でリアルタイム実況され、行く先々に思わぬ刺客が現れる。
いつどこで誰に襲われるかわからない状況下で清丸の残忍な本性に触れ、「彼を守ることに意味があるのか」と自問する銘苅たち。
さらに「仲間の中に裏切り者がいるのでは」と精神的にも追い詰められていく。
果たして彼らは、リミットの48時間以内に1200㎞先の東京に無事にたどり着くことができるのか!?
引用元:金曜ロードシネマクラブより
映画「藁の楯」は大沢たかおと松嶋菜々子が主演ですが、三池監督の作品ということもあって常連のキャストが顔をそろえています。
清丸国秀を演じた藤原竜也は、命を狙われる役だけに「本当に怖かったです」と撮影の秘話を明かしています。
■銘苅一基/大沢たかお
■白岩篤子/松嶋菜々子
■清丸国秀/藤原竜也
■蜷川隆興/山﨑努
■奥村武/岸谷五朗
■関谷賢示/伊武雅刀
■神箸正貴/永山絢斗
■由里千賀子/余貴美子
■高峰警視正/伊吹剛
■西野/高橋和也
■大木/本田博太郎
■本宮泰風
■小沢和義
■長江健次
藁の楯 最後のシーンとセリフにも苛立ち
映画「藁の楯」のキャスト・藤原竜也は最後のシーンまで凶悪犯の清丸を演じ切りました。
映画を見た人からの感想は「緊張感があって面白い」「スリル満点だった。」「色々考えさせられる」など、なかなかの評価。
一方で人間のクズ・清丸を演じた藤原竜也の動向やセリフにも注目されたのです。
藤原竜也の人を食ったような態度と無神経さの演技にイラつく人が続出。
ここから少しネタバレになるのですが、裁判で死刑判決を受ける最後のシーンのところでも、清丸の無神経さが垣間見れたのです。
そんな清丸は、法廷で後悔の弁を述べます。
何を後悔したのかといえば、「死刑になるのが分かっていたのでもっと犯罪を犯しとけばよかった」というセリフを平気で言ってのけたのです。
また、清丸が倒れているところに山﨑努演じる蜷川が襲いかかった最後のシーンで、制止した銘苅に清丸が刀で刺したのが、これまた凶悪ぶりをみせつけることに。
結局、最後はこれで銘苅が殉職してしまったような曖昧な展開で上映終了。
ただ、エンディングで松嶋菜々子の息子と一緒に歩いてる姿が映っていたので、気になる殉職の件は「一命を取り留め」たとの見解を示す人が多いようです。